ひも椅子

渡辺力が1952年にデザインした椅子。座面300ミリという低さ、畳の上で使うことを前提に作られた。戦後の材料難の折、限られた材料でローコストで作れるようにデザインされたという。そのコンセプトが素晴らしい。粗なロープ組だが、見た目以上に座り心地が良い。図面が手に入ったので、現場の合間を見て、3人で3脚製作。ひとり一脚ずつ持ち帰った。 (2018年)