ちゃぶ台、炬燵、ローテーブル、丸テーブル
四角のテーブルとは違って、丸テーブルは座ったもの同士の視線を微妙にずらすことができる。木の枝分かれした部分は山で伐採するときに取り除かれる。木目は入り組んで皮も混じることもあり、割れも多くて、あまり好まれない。しかし、あばたもえくぼ。長さは短いが幅広のものが取れるので、丸いテーブルにしたのがきっかけ。カンナ削りは至難を極めるけれど、力強い木目が現れると疲れも吹き飛ぶ。ナラのテーブルははぎ合わせに鉄の脚。ウォールナットの炬燵はB品板の良いとこ取り。ケヤキの丸テーブルは他の材料を一部継接いで、レジンで穴埋め。ナラのちゃぶ台は割れも虫食いの跡もあるがそのまま。ケヤキのローテーブルは不用品として出されていたテーブルから脚だけ取ってきて取り付けたもの。 (2020年)