錦見の菓子工房

(設計:衞藤建築設計室

私が独立した時の最初のお客様。今回は娘さんご夫婦から、菓子をつくる工房を建てたいとの依頼がありました。12坪ほどの小さな平屋建て。外壁はラス板の3重張り。製材のままのラフな状態で使いました。安価な材料でできるだけ多くの木を使おうという試みです。ざらっとした木の質感がそのまま、浸透性の塗料もムラがそのまま残っています。内装は白モルタルと木。ゆくゆくはここで販売もできればということで、アプローチに面した部分にデッキを作っています。これからどのように活用されてゆくのか楽しみです。(2019年)