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久良工務店(くろうこうむてん)TOP > 家づくりのながれ

家づくりのうち、主に木工事に関することが大工の仕事です。
柱や梁などの材料の手配、選別から木ごしらえ、墨付け、刻み、そして棟上げ。
その後も屋根工事、外壁工事、内装工事と多岐にわたります。
建坪50坪程度の木の家で使用する木材は60m3にもなり、部材の数はおそらく数千から数万点。
工場でつくられた既製品は使用せず、そのひとつひとつを自然乾燥させてある在庫の中から選び出し、
作業場で加工して現場で取り付けます。そのため、木工事のうちおおよそ三分の一は
作業場での木ごしらえ、加工、墨付け、刻み等に費やされ、残り三分の二が現場での作業になります。

【軸組模型】

木拾いのときにまず一度頭の中で家を組み立ます。
次に実際に図面に基づいて軸組の模型をつくります。
図面から立体に起こしてみることで要所要所の確認を行います。

【木ごしらえ、墨付け】

数多くある柱や梁や桁など、どこにどの材料を使うかを決めて、寸法通りになるように部材をこしらえます。
その後図面をみながら尺杖、差し金、墨坪を使って、各部材に継ぎ手、穴、仕口、切り墨などの墨を付けてゆきます。

【刻み】

ノコやノミ、電動工具もフルに使って、墨に従って一本ずつ加工してゆきます。

【仮組み】

棟上げの前に作業場で部材を仮組みして、くるいのないように微調整します。

【棟上げ】

数ヶ月かかって刻んだ材料が現場に運ばれ、数日かけて組み上げられます。大工仲間たちに声をかけての共同作業になります。
いの一番で始まる大工共通の符号があれば、棟梁からの説明はなくとも、自然と家は組み上がります。
長期にわたる作業場での仕事が報われる、施主さんにとっても、大工にとっても「ハレ」の日です。

【屋根工事】

棟が上がればさっそく屋根工事に移ります。
天井をはらずに梁組を見せることが多いため、屋根野地板がそのまま化粧勾配天井になリます。その場合は屋根を二重にて通気層を設けたり断熱材を入れたりと、室内の温熱環境にも配慮します。

【床はり】

杉の板を好んで使います。
杉は他の材と比べて柔らかいため、傷になったりシミ等が付きやすいといった弱点がありますが、違う視点で見ればそれは長所でもあります。
内部に空隙が多いために調節作用にすぐれ、夏でもべとつかず、冬、素足でもさほど冷たく感じません。
人の皮膚感覚になじみ、人工的な空調に頼らない家づくりには欠かせない素材です。
床下からの冷気などを防ぐために、発砲スチロール等の断熱材を床に入れることが一般的ですが、石油化学製品はできるだけ使いたくないとの思いから、カンナくずを袋につめて使ったり、杉の厚い板(厚さ45ミリ)を下地兼断熱材として敷きつめて使うことが多くなりました。

古い家を改築する場合は、大型重機を使ってバリバリとミンチ解体、という訳にはゆきません。
壊すところと残すところ、使う材料と使わない材料等を個々取捨選択しながら、少しずつ大工の人力でほどいてゆきます。
特に古い民家は手作業で解体できるようにつくられており、材料の転用も容易です。
100年の土ぼこりにまみれての過酷な作業ですが、昔の大工たちとの会話ができる時間でもあり、同じ大工として学ぶことも多く、楽しい時間です。

家は大工だけで建つ訳ではありません。
家づくりの行程は多岐に渡り、そこには様々な職種の職人たちが携わり、
互いに協力しながら完成を目指します。
現在は、工場で作られた部材を取り付けるだけの現場が主流になり、
なかでも左官や建具といった職人は特に少なくなっています。
歴史に裏付けされたそれらの技術は、人が生きてゆくための技術そのものであり、
身近な材料で家をつくろうとしたときにはなくてはならないものです。

【基礎工事】

文字どおり家の基礎です。
地盤調査をした上で、その土地に合った十分な強度を持つ基礎を作ります。

【曵き家工事】

古民家再生では家を持ち上げたり、新たな場所に移動したりして、新しく作った基礎の上に据えてやることが多くあります。大きな家が、人力でゆっくりと移動してゆく様はなかなかの見物です。

【瓦工事】

雨から家を守る屋根。耐用年数を考えると瓦に勝るものは無いように思います。数千枚もの瓦が屋根の上に載り、家を守ります。

【左官工事】

できるかぎり土壁の家をつくりたいと考えています。昔ながらの竹で小舞をかき、その土地の土で壁をつくります。土壁は調湿作用に優れ、構造上の耐力壁としての役目も果たします。なにより、役目を終えればその土地で土に還すことができるのはすばらしいことです。

【建具工事】

主に杉を素材として、現場に合わせてひとつひとつ寸法を採り、手作りします。工事が終盤にさしかかり、障子や木製建具が取り付けられると、一気に家らしくなります。



その他、電気工事や水道工事等さまざまな人たちが関わり、家は完成します。

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